五輪予選／日本ラウンド／対レバノン戦、もどかしい2-1

　この相手にこの程度ではやはり満足とは言えないな。確かに安部のＦＫは良かったけれども、松井は病み上がりの印象が否めないし、ラストに交代した達也のポジションも限りなく曖昧でいやらしい。大久保が出ると、全体が大久保的曖昧さに染まってしまうのが、限りなくもどかしい。平山、大久保と個人の秀でた派手さを使うのはほんとうに難しい。平山はともかく、大久保が出たときの功罪は大きいかもしれない。
　基本的には大久保のシュートの下手さがいやだ。汚いプレイがいやだ。頭の悪そうなところがいやだ。そこへゆくと松井の華麗さ、達也の正確さは買える。大久保はチームヲぶち壊すし、阿部はおとなしいし、前田はムラがあり過ぎるのがいやだ。
　とりわけＤＦ陣はさすがに頼りなかった。だから前めという戦法を取ったのだとは思うけれども、前に小器用な選手を集めればいいってものではない。今日は、あれだけ攻めていながら、最小限の点数しか取ることができなかったのが、とっても悔やまれる。