うららかな浦河
日高は青空に青い海。雪一つなく、冬でも春のような風景。うららかだ。
浦河町の入口、右の家具屋、左にべてるの家グループの福祉用具会社。どちらも介護保険関連の登録事業者。べてるの家はキリスト教会が始めた精薄児の社会復帰施設だが、数ヶ月前事務屋の不正請求で新聞に取り上げられた。家具屋はこれを機にべてるの家を批判。やりにくいことこの上ないロケーションであるのだ。
浦河ウェリントンホテルにやってくるのは、日赤北海道支部の災害訓練以来だ。あの頃一緒に訓練を仕掛けた日赤の看護学生たちは、もう道内のどこかでナースになっていることだろう。ロビーのレイアウトが変わって、ランチ・バイキングは二階に移動していた。いろいろなことが時間を経て少しだけかわってゆく。
静内、新冠と回る。静内で夜の赤ひげを訪れ、肉にむしゃぶりつきたい。タンクから汲んでゆくアサヒの生ビールを喉で味わいたい。だが、今日は平日。仕事。
札幌南ICで高速を下ろされる。星に月が出ている。一日晴天だったのだが。会社は雪まみれ。我が家はもっと雪まみれだった。相当の風雪にさらされていたのだ、札幌は。うららかな春を思わせた日高サラブレット・ロード。札幌はまだまだ冬のまっただなかであるらしい。しくしく。