シュンの日記なページ

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シーズン・イン

 土曜出勤の日。仕事を終えて家へまっしぐら。道路は白く凍って、つるつるにタイヤが滑る。
 ちょうどキリンチャレンジカップのキックオフ。本山はゲームを通して、なぜ代表に入っているのか説得力のないプレー。小笠原もパスの華麗さという意味では、欧州組の誰よりも落ちる。要するに鹿島勢なんざ代表に要らないのに、無理やりジーコのチョイス。無理やりカシマスタジアム。あの交通アクセスの悪い場所で、シーズン・インのめでたい試合を観戦なんて、いい迷惑だろうな。案の定、TVに映るスタジアムの客席はがらがらに見えた。
 それはそうとマレーシア相手に4−0。18年ぶりの対戦というのも驚くけれど、それ以前日本は負け越しているというのにも驚いた。日本はかつてアジアの弱小国だったのだが、そういうことを(ドーハの悲劇も含めて)忘れて図に乗っている自分が、もしかしたらW杯予選ではけっこう怖いことになるかもしれない。気を引き締めたほうがいいかも。
 今日はゲストがギド、解説が福田、バックライン三人に、GKの都築までと、レッズずくめ。結局レッズサポにとっても、選手の調子を見るにはいい試合だった。アレックスは、本当にレッズの左サイドで使えるのかどうか心配だ。サイドの上がりはあまり効果的ではなかったし、クロスも結局いいのが飛ばずじまいだった。逆に山田のサイドは、無難な守備が光り、肝心のところではオーバーラップ、パスミスもほとんどなく、フィードも確実で、代表初ゴールの奇麗なインサイドミドルシュートがとても嬉しかった。あれはやってみるとわかるが、なかなかに難しいところのシュートなのだ。
 明日は、フル代表以上に面白い試合を展開してくれそうなU−23のイラク戦。平山・田中達也コンビは絶対見たいぞ。トゥーリオも見たいぞ。山瀬も見たいぞ。やっぱしレッズサポはこちらでもどきどきできる。
 サッカーを見ながら、知らぬうちに大きな声を出して叫ぶ。自分ってそんなキャラクターだったか? 改めて問いなおし、首をかしげつつ、ビールをぐびぐびと呑む夜夜が今年もやってきたのだった。
 ちなみにマイクル・コナリーの翻訳家・古沢嘉通さんの訳文はぼくは大好きだが、彼の日記ページ(http://6102.teacup.com/furu/bbs)のサッカー評は、同じ草サッカーをやっていた人間同士としてはサッカー観戦から受ける感覚が違いすぎて、漲っている否定的なスタンス近寄り難いものがある。苛立ちの対象ではあってもほとんど楽しさや愛情が伝わって来ないサッカー評っていうのはどうも、ぼくにとっては食いつきにくい。どういうエネルギーでサッカーを見ているのでしょうか。一緒に観戦して、意見交換したいくらいだ。
 と書いたところで、昔、古沢さんの地盤である大阪で、草サッカー話に花を咲かせて酒を酌み交わしたことを、不意に思い出した。しかし、話の内容はすっかり忘れているのだ。うーむ。

 (古沢さんに対し失礼な部分があったので、お詫びの気持ちを込めて訂正いたしました)