シュンの日記なページ

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風呂と酒

 日頃の疲れが厳しく、年齢の割に週末の朝寝を楽しめてしまう。今日も11時頃まで眠り、起き出すと、ちょうど妻が週末のお出かけの支度をしていた。ぼくはトーストを口に銜えてPCに向かう。お昼は息子の分と併せて焼きそばを。中華鍋を手首のスナップで振って野菜を炒めるのが基本的に好きである。調子に乗っていると、今日はなぜか不調で、いくらか野菜のこぼれがあり、がっかり。
 その後もPC。一日がかりでホームページにノワールのコーナーを付け足したり、東直己のコーナーを付け足したり。この後は、花村萬月とか稲見一良のコーナーを付け足そうか。あるいは暗黒小説(と自分が考えるもの)を特集したコーナーを作るものもいいのかな、などと、自分なりにホームページ作りは愉しんでいるのだ。
 夕方に時間切れとなり、作業を打ち切る。
 グルメシップにて、友人二名と待ち合わせ。風呂と酒を楽しもうという趣向。車で10分程度のところにある天然温泉の施設である。
 昨年同時期の日中訪れたときよりも、グルメシップは、ずっと混んでいた。まずは温泉を愉しんでから、夕食にとの計画。天然温泉の他、恵庭から毎日運んで来るというモール温泉もある。天然温泉は軟水というのか、透明なのに少しぬるりとした重量感があり、さして熱くもなくじっと長いこと入って、芯から温まることができた。露天風呂は少し熱めの設定だが、浴槽もさして広くはなかった。露天風呂だけを取れば、我が家の近所の(車で二分)天然温泉「ACB(あしべ)の湯」の方がよほど広くていい。
 風呂ですっかり茹だってから、生ビールで乾杯。割烹コーナー。入浴料とセットで3000円也。飲み物別。
 集まった三人は皆、前の会社の入社同期。当時は、Mとぼくが東京、Aが札幌での採用であった。名古屋で全国同期7名が研修を受け、3週間に渡り、大部屋で寝食を共にした。そればかりか、Mは大学時代のぼくの山岳同人の後輩でもあるから、長いつきあいだ。二年ほど前には、三人とも札幌で働いていた。もうその頃には、会社はそれぞれ別だったけれども。今はMのみ東京に戻っている。今回は仕事での来札だ。
 自然、昔三人がいた会社の話になる。今は皆が辞めてしまったいる会社の話をするのもおかしいが、そこに共通項があるのはいつまでも変わらない。人間の繋がりがあながち切れたわけでもなく、今の仕事にもどこかの地平で繋がるのだから仕方がない。
 他に、コンサドーレ(Aがサポなのだ)やレッズの話、年末の格闘技の話、家族の話、その他。途中、河岸を替えて、焼肉コーナーに移る。
 四十代後半の男たちのそれぞれの人生に酒を酌み交わして過ごす温泉の夜のひととき。 二人はサウナライクに、リクライニングルームで泊まってゆくそうなので、ぼくは温泉にたっぷり浸かって、酒気を抜いてから、真夜中の家路に着いたのだった。