シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

ヴィレッジ・ブックス

 昨年これはと思ったヴィレッジ・ブックスは『ITと呼ばれた子』のヒットだけでよしとしてしまったみたいな2003年度を終えようとしているみたいで、ぼくは非常に歯がゆい思いをした。その前の年、オットー・ペンズラー・ブックスを年に三作も紹介しているのに、昨年はゼロ! これだけでも落胆はひどいものだ。それにミステリ系が全然出て来ないではないか。映画原作となったエリック・ガルシアマッチスティック・メン』くらいか、出色の作品は。
 というわけで忘れ切っていたところに贈呈いただいたのものは、何と甦ったか、ソニーマガジンズからのものなのであった。どうも有り難うございます>担当者様
 中身はバリー・アイズラー『雨の影』とウィルバー・スミス『ネプチューンの剣』。なるほどFADV系ではあるな。しかしアイズラーの一作目『雨の牙』は、多少毛色は変わっているけれども、ゴルゴ13を読んでいるようで、その大袈裟が肌に合わなかたった。見所は日本人が書いたかと思えるような現代東京への蘊蓄を持つ外人の小説であること、くらいか。ウィルバー・スミスは、かつてはけっこう血が踊った作家だったが、最近、冒険小説読まないんだよなあ>自分(^^;)
 というわけでオットー・ペンズラー・ブックス、ならびにエリック・ガルシアの恐竜探偵新作が楽しみなぼくであった。それと、『終わりのないブルーズ』のような本、もうないのでしょうか?