シュンの日記なページ

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Web=Web?

 Webというのは蜘蛛の巣という意味であるんだよな。でも実際にこのインターネットでWeb、Webって言っているWebはそんなに蜘蛛の巣か、って言うと、はなはだ疑問である。少しガタイの小さな虫ならどんどん逃げてしまえる蜘蛛の巣で、その網の密度たるや粗っぽいことこの上ない。これも日本語圏に限られたことだけなのかもしれない。もしかしたら、英語圏ではもっともっと緻密なWebが張り巡らされているのかもしれない。
 どうしてそんなことを言うかっていうと、高校時代のクラスメートの居所が知りたくて、多くの名前で検索をかけてもほとんどの人がひっかからないのだ。かろうじて「和気一成」で検索したら、山野楽器立川店店長へのインタビューです、っていうコーナーに写真入りで出演しているけれど、連絡方法はなかったりする。男は職業では出演できるけれど、ネットでの存在の場所はわからないのか。
 そう、ただ知りたいのはメルアドだけなのだ。
 何故かっていうと、ぼくは高校時代よくクラスの行事でギターを弾いていた。今日は、MySongsという常々ださいなと思っていたコーナーを「他作自演」というタイトルに変えて、曲も入れ替えた。高校時代に聞いてもらったかつての級友たちに、ほら、こんなに上手くなったのだよ、と是非また聞いて欲しくてメルアドを検索したのだが、何と3人しか知らない。もとは4人だったけれど、1人は亡くなってしまったのだ。そして今日3人にホームページのご案内のメールを出すと……がーん、2名は宛てどころ不明につき……と英語で冷たい返事が帰ってきてしまった。このメルアドは二年前までは使えていたもの。二年で人の消息は途絶えるものだろうか。
 どこに転勤しようと、どこに転職しようと、その存在証明としてネットに居場所を見つけ出せる人がいる。それは多くは古くはパソコン通信時代の仲間たちである。でもネットがいくら拡大したからって、こうした空間にきちんと居心地よく立脚してくれる人っていうのはそうはいないのだろうか。
 会いたいよな、古い友達に、いつでも気軽に。こんなに蜘蛛の巣が世界中に張りめぐらされているのになあ。
 二年前のクラス会の夜、別れがたく、終電まで酒を呑み、笑顔で握手しつつ別れたきりのワラ高三年五組の同級生たちよ、あなたたちは、一体、どこにいるのでしょうか?
 ……あ、ちなみに「麻生 とり千」では早速、検索ヒットしてくれた。少し見なおしました。