シュンの日記なページ

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雪嵐

 朝から凄い暴風雪。ガレージのシャッターを開けるまでに、大変な思いをした。いきなり除雪で始まる一日。革靴を手に持って、背広に長靴姿のまま出勤。こんな状態だと、帰宅する頃はどうなっているのやら?
 かくして一日の仕事が終わり、とり千での晩飯も終わり、二度目の鹿肉ステーキに舌鼓を打つ。とり千に行ったのは、旭川の同僚が、雪のための交通麻痺で帰れなくなったため、じゃあ一緒に呑みに出ようということになったのだった。
 かくして家に帰る。
 おおお、札幌にきて、これほど我が家が雪の猛威に晒されたのは初めてだっ! これぞ、北海道。これぞ自然の威力。道路から家の敷地に入るまでに除雪。次に玄関までの除雪。玄関フードのドアを開けるまでに除雪。もう腕も肩も痛くなって来る頃、ようやく我が家への入口が開通する。うちは山小屋なのか、と思ったくらいだ。パジェロは雪に埋まっているし、玄関前も酷い雪だまりの状態で、とにかく酷い。郵便も新聞も届いていないのは、誰も我が家まで辿り着けなかったのだろう。もちろん豪邸ではなく、道路からはパジェロ一台分の長さしかない。降雪量のほうが異常だったのだ。4-50cmの降雪というのはこういうのを言うのだ。西穂山荘の前で猛吹雪に閉じ込められた夜、那須岳で風雪に引き返して山小屋でモグラに飯を食い散らかされた夜、そんな二十年前くらいの山の記憶が一気に戻るような、異常な雪嵐の夜だった。
 今も遠くで風の吠え声がする。明朝は大丈夫なんだろうか。家に閉じ込めれたりしないのだろうか?