シュンの日記なページ

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食べまくり誕生日

 【朝食】
 いつものようにトーストを二枚、目玉焼きと、蕩けるチーズを一枚。「とろける」を「蕩ける」と漢字変換するとは今この瞬間まで知らなかった。「蕩」の字で連想するのは「放蕩」である。放蕩は「放たれて蕩ける」の意か。なるほど。
 【昼食】
 札幌市内でチェーン展開をしている天ぷら屋で昼飯を食おうと同僚に誘われる。てんぷらと言われて高そうなので尻込みしたが、安くて美味いのだと言う。実際「てんぷら倶楽部」北郷店に行ってみると、雪が積もって狭く感じる駐車場に、次々と車が入り込んでゆく。苦労して駐車位置を確保し、店内に入ると、一見して肉体労働者系の人々、そしてサラリーマンたち。男ばかりの客層。昼飯どき。
 650円くらいの値段で手頃と思われる、日替わりてんぷら定食を注文する。てんぷらは6品付いてくるセットだ。揚げた順番にてんぷらがさらに乗せられてゆく。目の前で揚げているというのではなく、バイトっぽい娘さんが小さなバケツのようなものに揚げたてのてんぷらをたっぷり乗せて、カウンターで待ち受ける客の皿に次々と、配って歩くという感じ。そう、給食係みたいに。
 カウンターには、いつでも取って食べていいように、白菜の漬け物、キムチ、塩辛が盛られている。ご飯はお代わり自由。てんぷらはもちろん揚げたてだから、ほくほくしてご飯が美味しい。つい、大きめの茶碗(あるいは小さめの丼)二杯お代わりしてしまった。
 【夕食】
 麻生のとり千に、呑みに行く。以前、ワールドカップ予選の時刻とFADVのオフが重なったために、この店で応援をするためにFADVのメンバーを連れ込んだ場所。最近、インターネットの検索に「とりせん」がなかなか引っかからないと言うので、今日はこうして名前を出すことに。
 この夜のメインディッシュは何と言っても鹿の肉。お客さんが実際に撃った鹿だそうだ。鹿は、またその年によって旨味が違うという。今年はとりわけ美味しいそうだ。それと肉なので切って寝かせて熟成させるタイミングが、美味さを決めるのだと言う。実際の話、えも言われぬほど美味かった。柔らかく香ばしかった。臭みというようなものは全くなかった。美味さばかりがきりっと立っている感じがした。今夜のところ、店の名前は「とり千」から「しか千」に変えるべきではないかと思った。
 他に、豚レバの甘酢あんかけ、湯豆腐、ブロッコリーなどで、栄養のバランスを取る。
 息子からは携帯電話への恒例の誕生日おめでとうではなく、母親のi-modeを利用したお祝いメールが入っていた。小学四年のくせに、少しだけ生意気になったということか。
 代わりに、店のカウンターを埋めるお客さんたちにおめでとうの乾杯をしていただいた。何となく、誕生日らしい体裁は整って、少しだけほっとしたというところか。いや、誕生日に鹿肉ステーキ。これ以上ない贅沢、だよな。