シュンの日記なページ

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雪のリズム

 ぼくの家の辺りでは雪は夜に降る。どんなに天気がよくても、夜中に吹雪に変わっていることが多い。暴走族の騒音が響く夏の季節が嘘のように、真夜中の雪は世界の音を吸って、静寂をもたらす。静まり返った深夜の部屋は、ちょっとした非日常的空間のように思えないこともない。
 ときには雪が朝まで残る。出勤の車が視界を奪われたりスリップしたりして事故を引き起こす。日中は何故か雪がやんで太陽の光にきらきらと美しく飾られることが多い。札幌の冬は、雪景色なのに晴れていることが多いようにさえ見える。他の土地から来る人にとっては、雪はいったいいつ降るのだろうと思われてしまうのかもしれない。そう。雪は真夜中に降り積もる。
 昼間、気温が上昇した。こういう日には、帰りがけの事故をよく見かける。今日も大きな事故が渋滞を引き起こしていた。昼間に解けかけた雪が夕方凍りついてスリップを誘発する。まだ雪が降り始めたばかりのこの季節、運転者たちが総じてまだ馴れない。巻き込まれないように十分注意しなければいけない。