シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

ビッグ・デイ・アフタヌーン

 今日はとてもビッグな一日だった。ぼくはとてつもなくちっぽけだったけれど、世界はとてもビッグだったのだ。
 まず二つのサッカーにおける二つのPK戦も凄かった。市立船橋高校サッカー部がJチャンプ横浜Fマリノスに2点のビハインドを追いつき、10人になってから延長をも闘い抜いた歴史的エポック。これは小さな天皇杯三回戦なのだが、とてもとてもビッグな出来事だった。PK戦でハイスクールの生徒たちはプロフェッショナルに負けたけれど内容はプロ以上にプロだった。ぼくは鳥肌が立った。
 同時に行われた試合でナビ杯チャンプの浦和レッズが、J2の目立たないチーム湘南ベルマーレに延長負けを喫したことなんて、そのときは全然知らなかった。ぼくのレッズは今年はもう終わってしまっていたなんてあっけなく情けない事実を知ったのは、もっとずっと後になってインターネットで結果を知ってからだった。
 夜にはトヨタカップだ。ACミランは今年はひさびさに輝くようなスター選手の年だったと思う。特に小野伸二を通じて知っていたトマソンが、フィリポ・インザーギの不調のおかげで先発というのが楽しみだった。ミランはそのトマソンの得点で先攻した。インザーギに代わったとき、ハンサムなトマソンインザーギに交代するのを多くの若い女性ファンが残念がっている、というようなことをアナやゲストが言っているのを聞いて愕然とした。女性ファンと言えば、6、7年前にはインザーギのものだったからだ。確かにピッポも年を取った。確かにトマソンは二枚目この上ない。時間はどんどん経ってゆくのだということを思い知らされるようなコメントだった。そう言えば札幌のサッカーサポ仲間にインザーギが好きだった女性がいた。手製のピッポ・カードまで持っていたくらいだった。当時(7年前)、24歳。今ではどうしているかその後の消息を聴かない。時間はどんどん経ってゆくのだ。
 いずれせにせよACミランはPK戦でボカ・ジュニアーズに負けた。一方で、フィギュアスケートの村主が世界一に輝く。日本人初の快挙である。何だか凄い夜だ。
 その同じ夜に、沙漠の国の穴の中からサダム・フセインが生きたまま掘り出され、屈辱のお口あ〜ん検査を受けるフィルムが世界に配信された。深夜を走るフセイン拘束のニュース。どうもビッグ過ぎる一日である気がする。
 ぼくはようやくジョン・グリシャムの『ペインテッド・ハウス』を読み終える。これまたビッグなアメリカン・ノベルなのだった。