シュンの日記なページ

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脈拍数

 心臓の脈拍数は一生に何度までとだいたいのところは決まっているのだと、人に聴いたことがある。というのは、最近風邪で具合が悪かったりすると心臓がドキドキすごい勢いで脈を打つので、こんなに早く打ったら一生分を早く使い果たしてしまうな、と心配になったからだ。
 もともとぼくは昔から心臓の脈拍が早い方で、二十代まっさかり、山をどんどん登っていた頃でも、酒と煙草は欠かさなかったし、70-80/分くらいの脈拍はあったように思う。その頃、山のサークルの顧問でもあり、ゼミの先生もあったI氏(当時36歳)は、アンデスの初登頂をいくつもやらかした人で、調子がいいときは朝40回/分くらいしか脈拍がないのだと言っていた。確かに山でもマラソンでも先生にぼくらはあまり勝てなかった。
 でもその先生は40歳に届かずして亡くなってしまった。死因は聴かされていない。ぼくの一存だが孤独に耐えられず精神が破綻したのだと思っている。総脈拍数では、既にぼくはI先生のそれを越えてなおも生きていると思う。人間は数ではなく、生きる理由で生かされているのではないかと、ぼくは常々思う。
 ここのところ二年連続して同年齢の心筋梗塞によるサドンデスを身の回りに経験しているだけに、心臓周辺の話となるとある意味神経質ではある。だけど生きる理由はまだまだ沢山あるから、単純に言えば、まだまだ死ぬわけにはゆかない。