シュンの日記なページ

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点滴

 一旦会社に出たものの、最初から有給を取ると決めていた。何故って朝起きた瞬間の体温が38.5度だったのだ。昨日日曜日いっぱい眠って過ごし、氷で頭を冷やし、風邪薬や沈痛解熱剤も呑んだというのに、なおりはしなかったのだ。週末の熱燗もニラレバ炒めにニンニクを沢山入れてもらった特別篇も、長芋の月見も、長ねぎ焼きも結果的には駄目だった。残念。
 最低限の仕事だけ取りまとめて、さっさと帰宅し、かかりつけの医者へ向かう。点滴を受けるのだ。
 点滴の係のナースは、実は息子の一番の友達のA太君のお母さんでもある。だから自然お互いの子どもたちの話をしながら、針を静脈にぶすり。息子があまり熱を出さないくせに、オヤジは去年の今ごろもここで点滴を打ったのを知っている同級生のお母さん。何だか、近所過ぎるのだよなあ。このお母さんはぼくの治療中の高血圧のことや尿酸値のことまで知っているのだなあ、肝機能に異常が出ればそれも知っているんだよなあ。そう言えば電話で妻とぼくの体調のことについて話していたこともあったっけ。などと思いつつ、気にしているうちにうとうとと寝入りそうになる。
 とても気持ちのいい陽ざしが診療室に入ってきて、次から次へとインフルエンザの予防注射を打ちに来る老人たちの声がする。こうしてみると、点滴というのもそれなりに何だか悪くないのであった。お母さんナースに息子の絵は上手よねえと褒められたせいかもしれない。