シュンの日記なページ

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積丹半島

 帰りは積丹半島をまわって札幌に帰ることに。
 泊村原発の隣にある「とまりん館」はこれ以上なく立派なテーマパークで、原子炉の構造やウランの詰まった制御棒の役割などを、3D映像を駆使した仕掛けや、ネクタイ背広姿の館内説明員が勝手に説明してくれる。他にも遊べる仕掛けがいっぱいあって息子は大喜びするというシステムになっているらしい。原子炉の安全についての「説得」が、このシステムの目的とされているし、そのように作られている。
 神威岬灯台は修復中で、そこへ向かう遊歩道は強風のため通行禁止になっていた。ここはいつも強風が吹いているような気がする。観光バスが何台でも駐まれる立派な駐車場どころか、ここまでの道路すらなかった時代に、ぼくはこの岬の灯台への難所を歩いたことがある。今はまるで別のものだが、不思議なことに海の青さと岸壁の峻烈とはそのときの記憶のままだった。軒を連ねる余別の土産物店たちも少し改装されてあか抜けただけで、基本的には変わるところがないのも不思議だった。
 最近できたと聞いていた積丹岬付近にある町営温泉「岬の湯」の露天風呂からは、神威岬を見ることができ、湯船から青い海、丸い地球を確認することだってできる。素晴らしく気持ちの良い天気と、素晴らしく眺めのよい露天湯にリラックスしてゆく自分を感じる。
 その温泉の前に出ている岬市場でウニのタッパーウェア詰めを買って帰った。夜にそのウニをご飯に乗せて食べる。世の中にこれほど美味い食い物は他に存在しない、とぼくは確信した。