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オフトの功罪

 北海道レッズサポのミニ呑み会があったので久々に街に出かけた。
 話題は二日前のナビスコカップヴェルディ戦でのオフト采配のこと。オフト監督の現時点での評価ということに集中した。
 ハンス・オフトはサッカーの基礎教育やディシプリンということを重視するという人だということはよく知られていることだ。しかし実戦での実績となるとこれはというような結果を残していないということも事実だ。少なくとも浦和レッズは各世代の代表選手を多く抱えている上、助っ人も高額の金を積んで連れてきているはずなのに、中盤でうろうろしていて優勝の目がなさそうだというのも事実だ。しかし選手たちの底上げということで言えば実戦で選手交代が少ないことや、外人選手に頼り過ぎるというあたり、試合へのこだわりも実はあるのに勝ち切れていないのじゃないかなという不安感が見る側にあることも確かなのである。つまり現在のジーコみたいなものなのだ。
 これならヤンセンを監督に格上げさせて実戦を任せ、オフトには基礎教育をやるという使命を与えてコーチにしてしまった方がいいような気がする。もちろん彼らはプライドを持ったプロなのでそんな人事異動が不可能なことはわかっているものの、たとえばヤンセンの今の立場についても、よくわからないというのがレッズサポの本当のところなのではないだろうか?
 いずれにせよ、ぼくの意見はこうだ。チケットが無料であるならこのままずっとオフトが監督を続けて、選手たちに基礎教育を施し、長い時間をかけてのチーム作りにじっくりゆっくり取り組んでもらうのは構わない。だが有料チケットで、いやしくもJリーグの公式戦を闘ってゆく以上は、基礎教育などと言うべきではないだろう。ヨーロッパのクラブチームであれば一ヶ月も続けてうだつが上がらなければ監督は一旦クビになる。この「一旦クビ」というところが味噌であって、数ヶ月後に満を持してまた同じ監督が再就任することもあるのだ。要は結果を出さなければクラブとしては断固とした処置を採るということをきちんとスタッフや選手たち、そしてサポたちに示すのだ。
 三菱自動車はリコールを隠したことにより社長がすげ変わった。不透明さや、隠匿すること、そればかりではなく、説明しないことも、ぼくは企業の罪であると思う。クラブチームだって同じことが言えるはずだ。長い月日に渡って成績が思わしくないのならば、同じ監督で続けている現状についてきちんと説明があって不思議ではないということを、ぼくは言いたいのである。