シュンの日記なページ

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文学賞メッタ斬り

 昨夜は、文学賞メッタ斬りというサイトで、自作をどこに投稿すべきか迷いまくっていた。今日は吉野仁の日記ページ『孤低のつぶやき』でそのサイトについてちょっとだけ触れられていた。下読みからプロ作家に挙げられてゆき、受賞する作品は無難なものが多く、個性を拾いにくいシステムだという主旨で話題が展開されているサイトなのだが、吉野仁はその通り、しかし一般の人がそれをあまりわかっていないのではと懸念している。吉野仁は下読みも選者もどちらもやっている人であり、そのあたりのパラドックスを身をもって体験している人ではある。
 面白そうなのはメフィスト賞。最初から編集者だけで選ぶというシステム。評論家も作家も絡まない。下読みと言うシステムもなく、〆切も、賞金もない。要するに持込文化を賞というシステムに変換しただけのもののようである。この賞が他で見逃された作家を拾っている事実がけっこう面白く、この賞を受賞した作家は次の何らかの賞を重ねて取ることが多いのだそうである。講談社というのが、ぼくの場合作風に合っていない気がするのだが、ある意味ではこの賞の存在価値に注目すべきであるのは事実だと思う。