シュンの日記なページ

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息子にとってのサッカー

 小学校入学と同時に少年団に入ったのだが、最近では息子もサッカーばかりではなくいろいろなことをやりたくなってきていて、週末はサタデーテーリングに出かけるし、金曜日にはスイミングに出かける。サッカーチーム内での昔からの友達が二人とも転校してしまい、今では退団を望んでいる。少年団はクラブチームに変質してとても上手な子が他所の地区から入ってくるようになって、実力的にももうレギュラー取りはできないし、日曜日などの送迎もままならず休みも多い。なにかとチームにも迷惑をかけているような気がする。
 今日は監督にその旨を伝えたのだが、チーム内にスクール制を考えているとのことで慰留された。ただ強くなって勝てばいいというだけではなくて、それでも週に何度か遊びの気持ちでボールを蹴りにきたいという子供も大事なのだという。それがつまりぼくの息子であり、他にも数名そういう対象の子はいるのだそうだ。息子は小さな子たちに慕われているし、急にいなくなられると寂しい思いをする子がいるのだそうだ。監督の息子も同学年で実は親しいのだけれど。
 それを聞かされて、家で息子と相談。息子には監督の言葉が嬉しかったようだ。大会に出場しなくなるけれどもそれは今までかえって負担だったので、火曜日と水曜日の練習だけはゆきたい、という。小さな子たちとお前は仲がよいのかと訊くと、うんと嬉しそうに応える。サッカーはうまく行かずに足踏みしているけれど、この息子にはそういう優しさがあったんだなあと、何だか嬉しくなってしまった。じゃあ、退団はやめてスクール制をチーム内に切り拓く第一号として、おまえ火曜と水曜だけボールを蹴りにいっておいで、ということになった。
 サッカーは細々とながら続けていればいい。もう息子にとってサッカーはやめたり始めたりするようなものではないのだ。たくさんある楽しみの中の一つだと割り切って、親しんでくれればそれでいいや。