時間

　「時間が足りない」とは、ぼくの人生における口癖みたいなものだが、わけても日曜日の時間の使い方については苦慮する。本当は季節がら春香山に登りに出かけたいのだが、今日はいろいろやりたいことがあった。
　午前中は息子に体育の個人授業を施す。両親の運動神経のなさが遺伝子に刷り込まれているので、その部分を補ってあげなければいけない。鉄棒とサッカーボールの蹴り方について、改善策を練っての一時間。幸い小学校が裏にあるので、グラウンドを自由に使える。惜しむらくは月末の運動家に備えて今日はサッカーゴールが片付けられてしまっていたこと。
　午後は、ひたすら読書に費やす。石狩市民図書館で借りている図書が六冊。うち今日中に三冊ほど読み終えてしまいたかったのだ。それでも二冊は期限切れで返却してしまわなければならない。それらはまた次の機会に読もうと思う。あと少し読んで今日の予定の一気読み数量が完了する。平日にはどうも仕事疲れのせいかあまり読めなくなってしまったのだ。馴れるまで少しの間こうした時間の使い方をするしかなさそうである。
　でも小説も書けないし、フォーラムに感想を書く時間もないし、ろくすっぽ時間がないということにはやはり変わらないのである。