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清掃工場へゆく

 市の清掃工場にゴミを廃棄に出かけた。引っ越しなどで大量にゴミが出た場合や大型ゴミを捨てたい場合は、清掃事務局に連絡してコンビニで廃棄シールを買って貼付するのでは高くついてしまうので、自分で車に積み込んで廃棄に出かけるとずいぶんと安く済んでしまうのだ。ちなみに札幌市の場合は10kgにつき110円。不要な廃材やカーペットなどを廃棄にいった。
 ゲートがそのまま車重を量る重量計になっていて、行きと帰りに測定する。ゴミを廃棄工場で指示通りに車から下ろして、帰りに測定する重量差で、廃棄料金が決まるというしくみになっている。一般車両はほとんどなく、廃棄処理業者のトラックばかりなので、ちょっと肩身が狭い気がするが、そういった業者にマージンを取られず、言わば原価でゴミを棄てる方法なのである。
 昔、埼玉県の東川口に住んでいた頃に同じようにぼくは清掃工場に廃棄物を何往復かして運んだことがある。その頃には家電でも不燃物でも無料で、一緒くたにして高熱の処理場の大穴に放り込んだというような記憶がある。ダイオキシンなどという名詞はまだ市民権を得ていなかったし、廃棄コストという概念がなかった頃のことだ。
 今は、廃棄に関しての問題は社会的にきちんと取り組まれていることだし、清掃工場のホームページの内容だって非常に豊かなものだ。清掃工場のある篠路地区の空は広大で青々としていて、桜の花がそこここで満開だ。河口に近いせいか川の上をカモメとトンビが共存して飛んでいる。そうした自然を支える努力が遅まきながら、日本でもスタートしていることがしみじみと感じられる一日なのであった。