シュンの日記なページ

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閉ざされた街

 真夜中の0時を過ぎた頃、会社のスタッフから電話があり、一泊二日のツアーの添乗員が未だ日帰りツアーから帰着していないので代わりに行ってくれないかとの電話。ぼくは予定していた二日間のツアーが大雪キャンセルになっていたためもうすっかりソチ五輪観戦モードになっていたので、一瞬で緊張が走る。
 すぐに改めて電話があり、他のもっと近い人に頼むことになったと前言撤回の連絡があった。ほっとする。
 スケルトンを見て、ジャンプはラージヒルの予選を見て、続いてスケート羽生の金メダルまでを見て朝方眠りに着く。
 東名高速が動かなくなってどうにもならなくなっている状況が今朝まで続いていると聞き、東海方面に出かけた添乗仲間の安否を確認すると、バスは海老名SAに置きっぱなしにして(運転手に任せて)、お客さんを海老名からやっと東京に連れ帰り、今、自宅に戻っているところというのが昼近くのことである。日帰りに出た彼女は、今日ぼくと同じコースの予定だったがキャンセルによる土日の休日を喜んでいた。
 それでも相当な苦労があったことと思う。
 家から出ると駅前の道路から裏道から、積もった雪がそのままグサグサの状態で放置されている。札幌では有り得ないことで、そんな膨らんでデコボコになった雪の道をほうぼうで車がタイヤを取られながら走っている。札幌だったらこの道路状況なら車でさえ出ないだろうなと思われる。雪によって招かれる関東の悪条件には驚かされる一日であった。