シュンの日記なページ

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心肺蘇生法の進化について

 救急法講習IIを修了。心肺蘇生に関しては、だいぶまたコンセプトが変わっていてびっくり。学生時代に先輩から施された救急法は気道確保して、心臓マッサージ5回に息の吹き込み1回。その後、心マ15回に、強くひと吹き。現在は、気道確保なしで、心マを優先選択、息の吹き込みは心マ30回に対し一秒ほどを2回。人工呼吸は、無理であればしなくても構わない。
 胸骨を押せば胸腔が陰圧になるから、空気は自動的に肺に入ってくるという考え方なのだな。また心臓を人為的に押してあげることによって、呼吸がなくても脳に血液を送り続け、蘇生後の麻痺を抑えるという考え方は、素晴らしい観点だと思う。
 それとAEDを使えるという爆発的進化を遂げた利点も大きい。大きすぎる。
 以上により、心肺蘇生法そのものが簡単になったことで、救命率が大幅に高まる予測。救命士に訊いたところ、2015年にさらに改正される見込みで、その折には人工呼吸(吹き込み)がなくなるかもしれない、との予測がされていた。
 医療の進化も凄いが、救命現場の考え方も随分早いなあ、と嬉しくなる講習であったのだ。