シュンの日記なページ

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映画館二本立て

 今日は勝手に二本立ての映画鑑賞日。シネコンは映画は一本単位。もちろんその仕組みを利用して、何本も観る不貞な輩がいるのだろうとは想像できるが、昔懐かしい二本立て・三本立て当時の大宮オリンピア劇場を思い出しながら、ぼくはCoCoonのメンバーズポイントを利用しつつ(今日は一本分は無料+ポップコーン付き)暗闇の中で鎮座してしまうのである。

 さて一本目。
 『探偵はBARにいる2』をやっと観ることができた。原作『探偵はひとりぼっち』におよそ忠実だと思うが、読んだのが11年前なので、記憶は定かではない。でも原作の魂はきちんと描かれた映画だなと思う。原作者も瞬間的にゲスト出演しているし。お笑い度も、ドラマチックさも、スケールも、アクションも、色々な意味で原作を凌駕しており、この質なら、何度も見たくなるかなあ、と過去コメディ・ハードボイルドの『探偵物語』のファンであったぼくは思う。とりわけ松田親子二代で引き継ぐこの路線というのは、なかなかに味わいがあるのだ。

 室蘭ロケもあり、元道民にとっては泣けてくるような撮影っぷりが嬉しい。イタンキ浜、トッカリショも撮れていて、なおかつ室蘭は映画において重要な役割を果たす。北海道ロケだけでできたこのシリーズ、是非、続けて欲しいものです。

探偵はひとりぼっち (ハヤカワ文庫 JA (681))

探偵はひとりぼっち (ハヤカワ文庫 JA (681))

 続いて二本目。
 『LAギャングストーリー』だが、こちらはエルロイのロス暗黒史シリーズのファンであればお馴染みの実在のギャング、ミッキー・コーエンを倒した警察秘密部隊(現代はならずもの部隊"Gangstar Szuad")の胸のすくような死闘アクション映画。使われる銃弾の数が半端ではない。かつての『アンタッチャブル』などお呼びでないくらいのストレートな活劇で、最初の仲間集めから始まって、次々と休みなく続く正邪の死闘、家族への想いなど、悲喜こもごもの人間葛藤激も交えつつ、飛ばしに飛ばした映画である。コーエン役のショーン・ペンが、体を絞って、やっぱりさすがなのである。