シュンの日記なページ

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明るい一日

 妻は朝だけ出勤して会社にお別れを告げる。いくたびにいっぱいの花を抱えてくる。都度ぼくは彼女がやってきた仕事というものに対して感心してしまう。
 お昼を花月苑で一緒に食べる。その後、同じく退職する妻の同僚二名ほどが我が家にみえる。昼食後なのでビールや焼酎を軽く飲んで頂く。仕事の思い出や時代の変化など、聞いているだけでも人にも会社にも歴史有り、である。
 夕方、宴は終わり、息子の見舞いに。
 病室では息子がベッドわきの椅子に座って夕食を食べていた。驚くと同時に嬉しい光景だった。お昼からおかずも出た、昨日の流動食とは天と地の違いがあるらしい。息子は嬉しそうに、そして美味しそうに、ケチャップのかかったオムレツや、醤油のかかった冷奴を、三分粥で食べていた。牛乳もお茶もあった。
 今まで枕元にミネラルウォーターのペットボトルと、せいぜい<いろはす>くらいしかなかったので、早速お茶のペットボトルを買ってきた。
 ドレンチューブで送り込んでいた排液促進用の点滴ボトルも輸液ポンプも取り払われていた。栄養チューブの点滴時間も減り、大きな改善が見られる。
 帰宅時、足元を、散り落ちた桜の花びらが風に吹かれて踊って、気温も下がっていたが、さほど寒さを感じず、思わず溢れる微笑みを浮かべながら歩くぼくであった。
 夜遅く、妻の友人カップルが訪問。退職祝いの花束がまた加わり、家の中はまた明るくなった。