ACL/悔しいスタート
ACL/広州恒大3−0浦和
ACLアウェイ戦をTV観戦するために日テレG+を慌てて契約し、早速腰を据えて今年度の浦和レッズ初公式戦に望む。……が、結果は最悪。
失点内容が、バックラインでのとりわけボランチのパスミスという最悪の事態で、バックは舵取り役二人に足を引っ張られる形になった。その二人ともACLのチャンピオン経験がある選手であったということが、なんとなく皮肉である。ベテランと新人の起用バランスはいろいろあろうが、最近のスポーツ界を見ていると、サッカーばかりではなく、若手選手の方がメンタル面で古い選手を凌駕している光景にいくらでも出くわす気がする。
かつてのオーソドックスなチーム編成の考え方以上に、ここぞというときのメンタルの強さを評価すべきであり、そこでベテランという考えが出てくるのであろうが、本来持っている技術を出し切ることのできるメンタルの落ち着き、というところが、どちらかといえば二枚とも消極的なボランチであるだけに、浦和レッズの致命的な欠陥部分になってしまうような気がする。柏木のボランチ復活、那須のボランチ起用など、攻撃センスを併せ持つ前向きの舵取り約の起用を望んでやまない。
シーズン最初だから落ち着くまでに試行錯誤があると思う。そんな中で真剣勝負の重たい試合が先行するのが、ACL出場チームの過酷な試練であり、それこそが勝者の資格である。今シーズンのレッズに少なからぬ期待をかけるだけに、起用バランスに関し、すっごく興味を持って強い眼差しを送り続けたいと思う。