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さらば、香港


 朝、みんなで朝食に繰り出す。贔屓にしているらしい店<糖朝>にて朝粥を食べる。本来スイーツなどで有名な店であり、東京にも何店舗か出しており、日本語のホームページまで出している。
 ちなみに朝は麺類もやっているとのことでワンタンメンを食べたが、ワンタンは美味、スープも美味しい、でも麺は細くて固くて少し自分の口には合わなかった。


 朝食後MARKET PLACEという名のスーパーでお土産を買い込む。噂に聞いていた香港ならではの出前一丁人気に立ちすくんでしまった。

 袋麺のコーナーだけでもすっごく大きいので笑ってしまう。

 またバレンタインデー・コーナーに当たるものは、旧正月と近すぎるためだろう、新春祝と兼用のコーナーとなっているみたいだった。
 香港国際空港
 税関を抜け、フードコートに席を取る。席の独占をものとする中国人たちを無視し、荷物の置いていない椅子はフリーと判断し、抗議をものともせず、腰を落ち着ける。
 中国人の態度を見ていてわかったのだが、家族の座る椅子はしっかり確保しているのに、とりあえず隣の席までをも「そこは空いていない」を表明する、意味のない排他をどいつもこいつも行うので、空いた席も座らせてもらえない。こうした家族には五体投地させたいが、石段から人を蹴り出してまで、自分らが登ろうとする輩だろう。
 だからこそ、数々の心無い中国人旅行者たちにによる傍若無人な態度と、これでおさらば。旅の、この点だけは本当に、常にネガティブ要素だったゆえに、旅を台無しにせぬようひたすら耐えてきたぼくらも、旅の終わり近くのこの地点においては、一方的な我慢は、もう終わりにすることにしたのだ。
 そんなわけで、隣テーブルの中国的憎悪視線を受け流し(無視し)、フードコートでは、ホテル付近のマーケットプレイス仕入れてきたパンを優雅に広げ、妻はコーヒーを、ぼくは青島ビールを交代で仕入れながら、ランチを食したのであった。
 正確に言えば、近所の椅子が空いたので、途中で移動をした。
 ぼくらの空けた椅子には、別の中国人がすぐさま座り、やはり後から来る人たちに、この席は空いていないとやはり即座に憎悪混じりの睨みをきかすのだった。最初の家族は、まだそこにいて、新たなライバルの出現を不満そうに見ている。
 ぼくらは最初の家族と、二番目の家族の共通態度を見て、呆れている。
 さてフードコートを離れ、レートの悪い最後の外貨をできるだけ使っちまおうと、ぼくはフライドチキンを仕入れる。
 慌ただしく機上の人となってからは、サービスのビールを頂きながら、それらのチキン(&ポテトも)にかぶりつく。
 やっと食べ終わったと思ったら、驚いたことに、すぐにディナー・サービスとなってしまったため、連続的にパスタとパンも食べてしまい、その間、ビール、ワインとチェンジをしつつ、やがて寝静まる人々の中で、独り黙々と読書にいそしむ不健康なぼくなのであった。
 20時頃、成田空港に到着。新都心行のバスがすぐに出るため、バッゲージでスーツケースを取り出すや否や、エアポート・リムジンに飛び乗る。
 新都心に到着したのは、22時20分。途中、ディズニーランドのシンデレラ城やスカイツリーのイルミネーションを楽しみながらの帰路だった。
 最後は、寒く暗いボードウォークを、キャスター転がしながら我が家へ急ぐ。
 二泊三日きりの慌ただしい香港への旅は、これにて終了。