花金の与野で

レストラン ロンド

　週末には、どこか外で食べる習慣がある。先週は、ぼくがジンギスカン材料を揃えてしまったので、家で食べたのだが、今週はどこかで、と外に出る。客人が来ていたので、20時半頃だ。イタリアンを所望したのだが、サムシング・トレも、スイート・バジルも満席で、座る余地なし。結局駅前を少し入ったところにひっそりと佇む欧風料理の店に踏み込んでみた。
　若い人たちの会社飲み会のようなものが一角を占領して大はしゃぎ状態だったが、若い女性のいる飲み会と、昨夜の僕らおやじの飲み会では随分テンションが違うのだなあ、とぼくはつぶやく。飲む目的も違うんだろうな。
　昨夜熱燗ばかり飲んでいたために今日は一日脳髄が疲弊していた気がするので、今日はおとなしめに生ビール一杯で、欧風料理なるものを。コースもあるのだが、アラカルトで、殻付牡蠣のクリームソース、ほうれん草の温製サラダ、骨付き鶏唐揚げ、メンチカツなどを注文。
　遅い時間なので、飲食を終えさっと引きあげるときにも、背後では若い男女の笑い声がはじけていた。