シュンの日記なページ

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「このミス」原稿

 12月中旬発刊予定の「このミステリーがすごい!2013」用の原稿を本日宝島社に送付。
 例によって先に今年度のぼくのベスト6をこちらで発表しちまいます。

【海外小説】

1. 『贖いの報酬』 L・ブロック
2. 『真鍮の評決』 M・コナリー
3. 『シスター』 ロザムンド・ラプトン
4. 『紳士の黙約』 D・ウィンズロウ
5. 『破壊者』 M・ウォルターズ

6. 『裁きの曠野』 C・J・ボックス

【コメント】

自分の中の常連作家たちをなかなか消すことができない。長い列を超えて、我が排他的書棚に新たに並んだのは、相応の驚愕や独自性を携えて切り結んできた鋭い剣先の新人、もしくは回遊の果ての作家たちである。クック、C・オコンネル、J・ハートが次点。

【国内小説】

1.『カラマーゾフの妹』 高野史緒
2.『約束の森』 沢木冬吾
3.『あなたが愛した記憶』 誉田哲也
4.『女警察署長』 香納諒一
5.『暗闇で踊れ』 馳星周
6.『ソース』 マヒル

【コメント】

1が断トツ。有名作のカバー作品は、作者の感性が相当圧力に晒され、試されるはず。気負わず自分ワールドに引きずり込む力技は快挙だろう。今回は怪作が多くなったが、ミステリーも国政同様、壁の崩壊によって生まれた混沌という状況に近いのかもしれない。