年上のお姐樣たちと、ランチを食べる。新しいパートナーの写真を請われて、照れながらも諦めて見せる。
いろいろ、質問攻め。
お二人ともご主人と死別しているが、再婚はしていない。
女はあっさりしたものだが、男は死ぬまで未練たらしく女を求め続ける。なるほど。
女性はある年齢から子供が産めなくなるが、男は死ぬまで生殖機能をうしなわないものな、などと心の中で考える。
世の女性たちに告げたいのだが、高齢な男は安全だ、などと考えてはならない。男は、死ぬまで、あのことを考えたり求めたりして生きてゆく、とても切なく、煩悩多き存在なのである。