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グラシア

crimewave2012-06-05

 農村の中にあるとても気づきにくいお店<グラシア>にて、大勢でランチを食べる。
ちょっと縁のある店。ぼくのお客さんの親戚の女性がやっている店だ。一見、ここは店には見えない。どう見ても普通の小洒落た家である。
 ペンションのような作りの小さな屋内。おしゃれな女性店主らしい装飾が、暖かな空気を醸し出す。
イベントがいっぱい。落語会をやったり、着付け教室や料理教室をやったりもするそうだ。今週末にはコンサートを開くのだそうだ。
ぼくと同じ齢の女店主、同じ齢のミュージシャンたち。土曜日には、年一回のコンサートの夜を楽しみに、ふたたび足を運ぼうかなと思い、予約を入れた。
 ランチの最後には、手作りのケーキとコーヒーが出た。ケーキは何種類もあり、そのうちから豆腐のケーキを選んで、食べた。とても美味しい。
 パンも焼いているのだそうだ。クルミのドイツパンを買って帰ることにした。家で切って口にすると、富良野の唯我独尊のパンを思い出させる美味しさであった。
 女主人は、言う。ケーキ屋をやった方が儲かっていたのかもしれない。この店では小さすぎて経営が苦しい。イベントをやって何とか人に来てもらっているが、コンサートを開くだけでも結構大変、とのこと。
 ぼくも楽器をやるのでタダでコンサートに出てもいいが、というと、そういう楽器奏者はいるのだが、聴いてその腕前を確認するまでは、簡単にいいとは言えない、とのことである。お金を払ってもらっても演奏させたくない楽器奏者も過去にはいたのだ、という。
夏の北海道のライダー狙いか、表参道のオープンカフェのような発想だったら、もっと口コミで有名になり、さらにずっと経営が安泰ということになりそうな気がするのだが、あいにくこの店のあるのは蓮田の農村である。
 彼女の苦労は、まだまだ当分続くのかもしれない。