5月早川書房新刊情報

☆ハヤカワ・ポケミス
『死せる獣　―殺人捜査課シモンスン―』ローテ＆セーレン・ハーマ　松永りえ訳　\1,900 5/9
　小学校の体育館に吊るされていた五人の男の死体は、奇妙な幾何学文様を描いていた。コペンハーゲン警察殺人捜査課のシモンスン警部補はこの難事件の捜査に挑む。デンマークの大型警察小説。

☆単行本
『黒猫の接吻あるいは最終講義』森　晶鷹　\1,500　5/23
　第一回アガサ・クリスティー賞受賞作の続編刊行！
　黒猫と付き人がバレエ「ジゼル」を鑑賞中、突然ダンサーが倒れた。五年前のバレリーナ死亡事件とつながるようだが、黒猫は関わるなと言う。事件と黒猫の関係が気になる付き人は、一人調べ始めるが……。
　若き大学教授「黒猫」の活躍を描くポオを絡めた美学ミステリ、初長編。

『森の奥へ』　ベンジャミン・バーシー　古屋美登里訳　\2,000 5/23
オレゴンの深い森を親子三代で訪れた教師ジャスティン。しかし、粗暴な父との衝突に加えて、見え隠れする熊の陰に翻弄され……精神の深奥に直面した人間を描く、新鋭によるスリリングな文芸小説。

☆ハヤカワ文庫ＪＡ
『トッカン　特別国税徴収官』　高殿　円　\760　5/23
　面白くってためになるお仕事小説決定版、待望の文庫化！
　カフェの二重帳簿疑惑や銀座クラブの罠に特別国税徴収官付きの新米徴収官が体当たり！

☆ハヤカワ文庫ＮＶ
『尋問請負人』　マーク・アレン・スミス　山中朝晶訳　\840　5/9
　その男の手にかかれば、口を割らぬ者はいない。全米絶賛、衝撃のサスペンス小説。
　あらゆるテクニックに通じた拷問のスペシャリスト、ガイガー。ある少年を救ったことから、彼は想像を絶する陰謀に巻き込まれる。

『ワン・デイ（上・下）』デイヴィッド・ニコルズ　川副智子訳　各\640　5/9
　アン・ハサウェイ、ジム・スタージェス主演映画化！　6月23日（土）全国ロードショー。
　生真面目なエマと遊び人のデクスター。惹かれあい、反発しあう二人の恋愛模様を、毎年の「7月15日」だけで描く風変りで切ない物語。

☆ハヤカワ文庫ＨＭ
『アンサンブル』サラ・パレツキー　山本やよい訳　\840　5/29
　著者デビュー30周年記念オリジナル短編集。
　読者に勇気を与えるＶ・Ｉ・ウォーショースキーものをはじめ、著者の多彩さを知る十篇。