カラオケの心得
社内の送別会があるというので、一次会後、二次会は三コースくらいに分かれる。キャ***(伏せます)ってコースと、駅名(具体的には伏せます)ってコースと、あとはカラオケ。ぼくはカラオケへ参加だ。
最近、ギターを修繕したりして、練習したり、バンド演奏や、過去の音源を引っ張り出したりしているので、音楽は、カラオケであろうとなんだろうと歓迎。カラオケは、演奏、さらには映像など、もの申したい部分が多いのだが、それはそれで、異なるニーズに対するものなので、しっかりと認識把握したうえで利用すれば大きな間違いをしないでも済む。
カラオケという娯楽装置を、過って使う人は多いと思う。自己満足にひたる人、マイク独占する人、とか、ほかの人の歌に耳を傾けない人、どれもサービス精神の欠如が見える人たちだ。人が歌っているのに、一緒にマイクを取って勝手にデュエットする人なども、困るな。好きな歌を人が歌うと、自分のものが盗られたかのように興奮する人も、どうかなあ、と思う。親しい人同士のカラオケならいいけれど、職場の人とか少し距離のある人ばかりの集まりの時は、遠慮というのがまず何よりも前提にあっていいのじゃないかと思う。
興奮して、またバンドやろうかなあ、などと自分を発露しちゃう人などもいるが、ぼくはバンドなんかやっていないような顔をして、ギターなんか手に取ったこともないような顔をして済ますことにしている。あまり職場の人に自分のことや、こうしたブログ活動などのことを知られないようにしている。
趣味の集まりはまた別として。ネットでしっかり知り合っている人などとは別に、の話。
職場カラオケなのに、すべてを露見してしまうような態度を取る、というのは職場の空気にもよるけれど、特に上司、部下の関係などがある場合は、あまり自分としては気が進まない。
などと言いながら前職では最後の自分の送別会の夜に、ギターを借りて独演会をやったっけなあ。会社を去る時にはいいのだ。もう上司でも同僚でも部下でもなくなるのだから、っていうのもぼくの理屈。