サポーターたちの沈黙
雨の埼スタ。さらに1万人以上が減った観客席。30分だけ、前回後半のレッズ魂を見せてくれた気がするが、その後はミスのオンパレードだし、最初にはあれほど見られた前線プレイヤーの動き出しがすっかり息を潜めた。体力がないのか。一点先取して安心し、さらに失点してがっかりしたのか。とにかく気力が感じられない。闘志が見えない。
ゴール裏サポの反応は、拍手でもなく、かと言ってブーイングですらなく、無言で冷ややかな視線を送るだけだった。
これ以上こんなゲームを続けると、次は黙って背中を向けることになるだろうな。選手に対する完全なる無視。
サポは切れかけている、と思う。
夜、TVでゲームを見直したが、金田解説が結構的を射ていた。第三第四のプレイヤーが詰めないところが気になる。前線を孤立させてサポートに入らないで見ている選手たちが気になる。これでは、レッズはまだまだと言わざるを得ない、といった内容。前半30分の押せ押せの
時間帯でもそう言っていた金田発言は、まるでその後の試合展開の予言のようだった。