シュンの日記なページ

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訃報

 衝撃が携帯で送られる。
 ねこの再集結の折も話題になった当時の常連の独り、ぼくよりいくつも若いはずのYさんが、自宅で独りで亡くなったいたとの知らせ。ショックで悲しい。
 おたくを絵に描いたような独身青年で、当時アキバに出かけてはアニメのLDを買い込んできた。頭の切れる人で、プログレッシブ・ロックが大好きだった。楽器もやる人なのだが、これを聴いてくれ、CDはあげるからともらちゃったのがカルメン・マキ&OZのCD3枚だった。
 卵が好きでコレステロールが死ぬほどの値を示しているんだと笑っていたのがもう15年くらい前のことだ。仕事を変わって横浜のほうに転居して以来、会っていない。
 たけぞうもこのブログを通じて戻ってきてくれたことだし、今年のねこ再集結の折には是非強引に誘いたいものだと考えていた。でも、間に合わなかったのだ。
 ろくでもない友人だったけど、かけがえのない人であった。何よりも孤独な死が、なんだか、とても悔しい。
 そう言えば、1/12は弟の誕生日だった。生きていれば51歳になっている。でも想像がつかない。彼は30歳で死んだからだ。事故の当日、なぜか兄貴であるぼくの最寄の病院に運び込まれ、そこでともに二人で一夜を過ごした。死と戦ったが、死神は容赦なく、ほぼ12時間後に、彼を全身の痛みや苦しみと友に運び去ってしまったのだった。
 弟と二人で一緒にお誕生会だよと言って、家に友達を呼ぶことが多かった。子供の頃は4つの歳の差があったので、弟は常にぼくにくっついて歩いていた。子供の頃はいつも一緒だった。正月に札幌から運んできた古いアルバムでもぼくは弟といつも体をくっつけ合って写っていた。
 ぼくよりも、若い命が、いくつもいくつも散ってゆく。痛みは癒えることが決してない。