瓢箪のある風景
木の枝に瓢箪がなっていたので、驚いていると、爺さんは果実ばかりではなく、瓢箪持ってゆけ、と言ってビニール袋に瓢箪をいっぱい入れてくれた。
昔、家の庭にへちまが吊り下がっていた光景を思い出す。瓢箪は確かなかったけれど、でも誰かの家にはやっぱり大小の瓢箪が吊り下がっていたような気がする。
夏の和歌山の海に行った時、一、二週間だけはやわらかくて食えるんだという人が瓢箪をもいで塩茹でにして出してくれたことがある。
それがこんな風に堅くてかわいい瓢箪になってしまう。使いようがないので、家の飾り棚に載せておいたけど、これ、どうしよう。一応細工されて蓋のついたものもある。なかなか可愛い。一味とか、山椒を入れておくといいのかな? 立たないので転がしておくしかないのだけれど。