シュンの日記なページ

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リスペクト

 浦和レッズの、横浜マリノス戦に関しては、昨日録画し忘れていて(あり得ないミス!)、仕事を終えた夜に、スカパーのアフターゲームショーでハイライトだけを見た。
 今日は一日遅れでタイマー録画。仕事を終えて帰宅後、しっかりジンギスカンの用意をしてから、ビールのプルトップをプッシュウと開けながら、ハードディスクレコーダーの再生スイッチを入れる。
 そしてすぐさまポンテのミドルシュートの美しさに見とれる。その後の二点目のミドルも。何だよ、この神がかったテクは。そしてゲームを通じて配給されるロビーからのレッズの選手たちへの数限りないパスの凄みに、やっぱり今日も彼が退団を求められねばならない事実への理不尽を感じた。
 もちろん現在のロビーは他チームへの移籍を念頭において急にレッズでハッスルし始めたのかもしれない。けれど、ロビーは勝ちに拘るという意味でブラジル人プロ・フットボーラーなのだ。
 最初にロビーが日本にやってきたとき札幌のブラウン管越しに彼を目撃したぼくは、ワシントンを最初に見たとき同様、呻き声を禁じえなかった。すごい選手がJリーグに来てしまったかもしれない、との慄きだった。なぜか、この二人、およびマグノアウベスにしか感じなかった種類の慄きだ。
 何かが違うのだ。他にももしかしたら見逃した選手がいたかもしれない。でもこの三選手は未だにJ史上、ぼくの中では特別である。一つにはワールド・カップやUEFAチャンピオンズリーグで目立ったスター選手ではないため、日本にやってくるまで完全ノーマークな選手であったこと。そのために日本で目撃した時にそのレベルの差に度肝を抜かれたことである。
 ウーベ・バインギド・ブッフバルトの場合、既にワールドカップでの知名度があったので、同様のレベルの差に驚いたものの、日本で見たときに、初物という驚きはなかった。でもロビーやワシントンはぼくは全然ノーマークだったのだ。そして兼ね備えた人間性。勝負への執念と持ち合わせた天才の領分。そうしたものに魅せられてきた。
 持ち前のカリスマなのだ。
 だからミスターレッズの称号を福田から継いでもよいと思えるような選手なのに、ガイジンだからという理由だけで、彼らがいかにレッズを愛そうとしてもその愛は片思いにしかならない。
 とてもジレンマだ。ゆえにフロントを社長を憎むサポは多いはずだと思う。
 フィンケにしてもそうだ。今まで我慢しておいて、いやサポに我慢させ説明しておいて、その首を挿げ替える。フィンケは、長期に渡ってチームを作るつもりだったのにここで短期的に替えられることをTVで公に批判する。フロントと現場との意思疎通がこの時期に至ってまだないことを示唆する大きな発言だ。レッズの亀裂を目の当たりにさせられたようで恐ろしい。
 ゼリコが来るというニュースが今朝のスポニチにはっきりと書かれていた。ゼリコはゼリコで大好きだから来ていただけるのは構わない。でもまさかピクシーが優勝したから当時のユーゴ代表メンバーであるゼリコを浦和は据える、なんて素人考えはないだろうな、三菱自動車よ。
 で、橋本は責任を取って辞めてくれるんだろうか。三菱からの出向人事なんて沢山だ。ゼリコを招くのならそれなりの礼儀を尽くせ。フィンケを更迭するならそれなりの感謝を示せ。ロビーを他チームに(大宮?)放出するのなら、その前にサポの声に耳を傾けろ。
 どれもやらないだろうけれど。くそっ!