知らない場所から帰ってきた
疲労困憊の研修が終了。ホテルは温泉が良かった。飯は安い原価だがまあまあかな。朝の散歩コースは知らない土地の知らない山の温泉を流れる知らない川に沿って続き、どんより曇った朝、体操に汗を流したりする。いつもは眠っている時間だけど、研修なので早起きなのだ。掃除だってする。ホテルのトイレを掃除しながら、ああ、我が家も全然掃除する暇がないのに、しかも妻から掃除せいよ、とメールが来ているのに、何故、おれはこんな知らない場所の、聞いたこともない温泉のホテルのトイレの床を磨いているんだろう、などと思うのだった。
土砂降りの雨の夕方、三島駅にて解放される。新幹線に乗ってさいたまの会社に戻る。ほっとするのだ。かえって二日ぶりのビール。ああ、肝臓が休みすぎて調子が悪いわ。