シュンの日記なページ

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わが青春の娘娘

 高校時代の比較的勉強熱心だった頃は、帰りに浦和で途中下車し埼玉県立図書館で勉強らしいものをやったりした。実は明の星高校のオリビア・ハッシーそっくりの美人女子高生に見とれるために通っていたという噂もある。
 その頃は腹も空いて空いて仕方なかったので、図書館から駅に帰るみちみち、とっても安くて美味しいラーメンやである娘娘(にゃんにゃん)に立ち寄り、絵も言われぬ味覚に酔っていたのだった。
 その本店は家事だか何かでなくなったのだが、北浦和の支店は今も残る(その頃とは少しだけ移動したのだけれど)。そこに寄ってラーメンと餃子を食べたのだが、スープは美味しい。けれど麺がゆですぎのノビノビで出てきたのにがっかりした。青春の思い出が汚された思い。
 隣に座った三十代男はスタカレーと焼きそばを頼む超ボリューム派だった。客層に、おばあちゃんに近いおばちゃん一人客が多いのだが、ホルモンラーメンを、逆に若い人はスタミナラーメンを食べるみたいで、昔のように正統派醤油ラーメンは売り物ではないみたいだ。何だか、客層がいい加減だし、メニューの多様化でラーメンの基礎を捨てた店に成り下がった印象。
 夜は、キャベ玉と豚キムチをフライパンでさささっと作ったのだが、あの600円の味に較べると、よほど美味い。キャベ玉などは、これ塩かけたの? って言われるくらい薄味なのだが、そのくらいのほうがキャベツの甘さが舌に伝わるので、食べているうちに決して薄すぎることはないと気づくようなデリケートさ、とわれながら思う。ガーリックテイストはこれのポイントだし。
 豚キムチのキムチは賞味期限を10日くらい過ぎていたが、冷蔵保管していた上焼きをしっかり入れているので問題ないだろうと躊躇わず使用。これは味付けなし。基本は豚肉よりも圧倒的にキムチを多く炒めることだろう。

 


 娘娘のラーメンだけはもう二度と一生口にしないのだと思う。ああ、わが青春は消え行く。