分岐点、かなあ

　会社の業績悪化を受け多くの人が退職して行っている中で、会社が内々で用意しているらしい転職支援プログラムが気になって聴いてみたところ、そう悪くない一つの選択肢であるように思えてきた。他者への転職に会社が金を払うという、一見後ろ向きなように思われるところによく投資するものだ。
　しかしそれでも体よくリストラを自己都合退職に持ってゆく人員削減から見ればかかる費用など対価という意味では些細なものなのかもしれない。
　常勤取締役が多すぎ、新卒を取りすぎ、中堅が薄いという、サッカーで言えば５バックのボランチ２枚サガリ気味、２トップみたいなボールポゼションの悪そうな組織体だ。中堅で仕事を行う自分のような人間にとって天井ががちがちなので魅力はほとんどない。
　ちと分岐点に来たのかなあ、というところだ。給料も入社以来ほとんど変わらないままで、将来への希望が持てないし。年齢を考えるとどう見ても転職には厳しいところだけれど、居残り続ける方がもっと自分を追い込んでしまうような気もしている。
　考えどころだ。