霰の朝

　箱根パターンも三度目になるので、前回みたいに迷わないだろうと過信していたのだが、相変わらず海老名を過ぎてすぐに厚木ＩＣというところ一番右車線を走っていたぼくは左に寄せ切れず、下りそびれた。間にはびっしり大型車がひしめいており、簡単に車線変更できる北海道の高速道路に馴れた人間にとっては、思いもかけぬ失敗だった。前回と同じく秦野まで行って厚木小田原有料道路へ南下して追いつくというアホな行程を踏む。
　しかし前回のように上で迷うことはなく、箱根新道の終点から、エコパーキングまでは濃霧の中だったが無事辿り着き、車内でシュラフを広げ、ビールの缶を傾けてから朝までの眠りを貪る。
　明け方から雨は霰となる。歯磨きに起き出し、寒さに震える。
　ゴルフ場の朝。駿河湾を見下ろす。

　

　コンペの始球式をやっている途中から霰がまたひときわ激しくなり、グリーンがホワイトになり、一旦待ちとなる。

　

　グリーン上の雪が解けてから再開したが、気温は低くゴアテックスのパーカーを脱がずにラウンドを始めた。今日はドライバーはよかったが、アプローチは全然ダメだった。やはり１月以来でその間練習１回では、こんなものになるのか。
　正午前後には、陽射しが射し綺麗に風景が拡がる。
　１６時過ぎにラウンド終了し、早々にさいたまに向かうが、やはり平日夕刻の高速道はどこも渋滞で、特に環八はひどく、そこで予定が狂い、妻子との再会は一時間遅れの８時頃となった。妻の実家で遅れた夕食。足や腕が痛い。毎週違うところが筋肉痛になっている。