桜花の向うのホーム開幕
新聞によると最高気温14度とまだ寒い感じなので厚着で自転車にまたがり埼スタへ向う。
見沼田んぼを越える途中で、梅の花、桜の花が沢山花をつけていて、春を匂わせているのに気づき、何度もはっとさせられる。それと同時に、暑いことに気づく。マフラーも手袋もデイパックに仕舞いこむ。
下は、桜の花の向うに埼スタの上部がきらりと顔を出している図。
埼スタに飛び込み、ゴール裏へ。けっこう暑い。上着も脱ぐ。
一応ホーム開幕戦なので、準備にも気合が入っていたみたいだ。割とシンプルな赤と白のダイヤモンドが、サポーター席を染める。
バックスタンドと、南側ゴール裏席をカメラで舐めてみた。ホーム側は自分もそこに立ってシートを広げているので、写せません(^^;)
さて、試合は鹿島戦を反省してか、達也を入れてセルを落とした2トップで進むが、いろいろ複雑な思い。鹿島戦よりもより立ち上がりの悪さが目立つのは、レッズに5年も勝っていないというFC東京のスタートダッシュの勢いのせいか。
それでもようやく左サイドを上がり始めた売り出し中の宇賀神と、右目から中に入り込んでゆく柏木の攻撃的パワーが徐々に力を放ち始め、ついに宇賀神がPKを得る。ポンテが決めて、これがこの試合唯一の得点シーン。練習試合でもよくファールで潰される宇賀神を見たが、イエローカードメイカーみたいな危険なスピードと鋭さ、おまけに精度の高いキック力を兼ね備えたとても魅力的な選手なんである。
何度かあったビッグチャンスを達也が相変わらず決められないうちに前半終了。後半、選手交代から感じられる監督のメッセージは、鹿島戦とは一転して守備固め。前回の試合後インタビューでは攻め切ると言っていたくせに。1トップにしたり2トップにしたりというのも気になるが、やはり試合毎に選手を入れ替え、交代は意外性ばかりという日和見采配はこのまま今年も続くのかという点が一番不安だ。
それから、ずっと調子を上げていた平川もセルヒオも今日は覇気がなかったのが気になる。監督メッセージを素直に受けすぎて、自ら攻撃チャンスを最後まで生かそうとしていないように見えた。同じことは後半眼に見えて体力が尽きかけてゆくポンテにも、上がってこなくなる両サイドバックにも言えることだった。
相手が一人少なくなってカウンターしかないチーム相手にあれだけ守備を固めるサッカー、これだけ相性がいい相手なのに一点しか取りに行かないサッカーって、つまらないよね。
帰りにゴール裏観戦仲間たちで突如オフィシャルサポーターズクラブに登録にゆく。途中余った日刊スポーツ埼スタオリジナル号外を北海道のサポ仲間たちにあげたいと、皆にも協力してもらい沢山入手する。
OSC登録なんて言い出したのは、今年は2000円くらいするタオルマフラーがついてくるから、それが欲しくてである。一人1000円でこんなにいいものが手に入るなら、しかもピンバッジとメンバーズカードもついてくるし。
札幌に移住した当初は家族三人でOSC登録していたのだが(その名もNorth Aresでした)、久々にOSCの本家Aresが復活したわけ。夕方になると少し気温が冷えてきた。マフラーと手袋をつけて自転車を漕ぎ出して、ふたたび、見沼へ。