シュンの日記なページ

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AKIBA NIGHT

 秋葉原の真夜中は決して都会ではなかった。
 今日は、山仲間の集まり。3月から骨髄移植を受ける後輩Aと一緒に昔の8mmをDVD化したものを見ながら、折りよく仕事がらみで帰国したパリ在住の後輩Bを交えながら、懐かしい面々で飲もうという集まりである。
 いろいろな世代の後輩たちが集まるとあって、前夜、ビデオカメラもチェックしたのだが、思いのほか面白いビデオなどがあって、二時間睡眠で過ごしたぼくは、まさかこの日、終電を逃すまで呑むとは思っていなかったのだが、結果的にそうなった。
 Bの泊まる六本木のホテルに紛れ込むなんてことも考えたのだが、最終的に路上に繰り出してみると、あと一時間強で地下鉄の始発が出る、しかも日比谷線なら築地市場の朝のラーメンなどが食べられるぞ、などというアイディアが浮かび、男三人で日比谷線始発魔での時間を彷徨ったのであった。
 しかし、マックもテイクアウトしかやっていないし、どこにも朝までの寒空を避けるすべがなく、結局、ラーメン屋にはいって餃子で粘らざるを得なかった。このあたり、漫画喫茶以外の徹夜対応をしていないAKIBAの真夜中は、少し寂しい地方都市を思わせる暗闇に満ちていたのだった。さすがに歌舞伎町の不夜城とは違うのだ。
 ともあれ、始発とともに一斉に客たちは立ち上がる。ぼくらは始発で築地に向ったのである。
 ラーメンの井上を懐かしむBだったが、ぼくはぼくでマグロ丼+岩海苔の味噌汁を久々に楽しみたく、皆でマグロ丼を食べてから帰ることになった。
 もちろん家に帰る頃はふらふら。秋葉原京浜東北線を捕まえると、がらがらの電車の片隅で眠りに引きずり込まれた。何だか、久々の不良な生活をやらかした気分。