シュンの日記なページ

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追悼、ロバート・B・パーカー

 実はぼくがFADVに入ったきっかけはnifyに入った直後覗いてみた冒険小説フォーラムで、前SYSOPのNORIKO氏がパーカー来日に向けて会議室から質問状を出すというイベントをやっていたことだった。その返事がしっかりパーカーから来て、会議室で盛り上がっていたのだ。マック好きのSUBSYSから、パーカーに頂いたサインの画像をいただき、デスクトップに貼り付けていたこともありました。ぼくの場合カラークラシックIIっていう可愛らしいマックに貼り付けていた。こいつは音楽打ち込み専用に使っていたマシンだったけれど、懐かしいな。

 閑話休題

 失投 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 110‐1)) 約束の地 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 110‐3)) ユダの山羊 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ) 初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ) レイチェル・ウォレスを捜せ (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)

 パーカー部屋は、FADVの中にそのずっと後に作りましたが、盛況であった。ファンも多いけれど、アンチも多くって。

 そういえばスペンサーっていうハンドルの方もいたっけ。

 ついこの夏、電車の向かいに座った眼鏡を掛けたアラフォーの知的な感じの女性が、「灰色の嵐」を膝の上で開いていて、ああ、新作のハードカバーでスペンサーの新作を読む人だ。この人も、ぼくと同じくずっとスペンサーのシリーズを読んできた人なんだろうなと、そんなことだけで、嬉しくなったものだった。

 ぼくは今もって、全シリーズ全作品を比較的リアルタイムで読み続けている。パーカーよりも、彼が作中で作り上げたタフガイたちであるスペンサーやホークのほうが、これからは永遠に死なずに、長生きするんだな、ってそんなことを思うと、ライト・ミステリの作家でありながら、その航跡の後ろに曳いた水脈の長さだけで、この人の価値と、その死への思いには、やはりひとかたならぬものが湧き上がるのである。ただただ、残念だ。
まだゴアズが生きて頑張っているのが、こういうときの慰みになるのかな。くそ、しかし、それにしても!