シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

冒険小説はやめられない

 週末に、ゴルフという名の出費があるので、無駄遣いはできない。
 今日はまっすぐ家に帰り、家にあるホワイト餃子と、買い置きの餅を昨日のスキヤキの残りに入れて食べた。美味しいねえ、これも。スキヤキは多めに作って余らせるに限る。
 そう言えば、北海道レッズサポの新年会の折に、akiさんがホワイト餃子を食べたい食べたいと頻りに言っていたっけ。100個くらい送りつけてあげようかな。
 今日多分、あと30ページくらいなので読み終わると思う。(←昨夜2時間睡眠なので自信なさげ)グレッグ・アイルズの2006年邦訳版(原作は2003年)と少し黴の生えてきそうな本を今になって読了間近。
 今日たまたま超能力の番組を見ていたのだけれど、脳の力というところをスーパーMRIでそのままコンピュータに移植してしまう超情報量の世界で、生きた人間めいたコンピュータの誕生の恐怖にまみれ、地球規模のサスペンス小説と謳われている本書。

 神の足跡(上) (講談社文庫) 神の足跡(下) (講談社文庫)

 アイルズはすごい。こんなSFめいた題材には決して憑いてゆきたがらないアナクロのぼくなのだが、アイルズのストーリーテリングにかかると、ころりと騙されて睡眠時間を奪われるのだ。何と言っても軽くなく重たいそのタッチと、人間重視の力学、そして広がりを見せる時間力学のようなもの、記憶という旅をそつなくこなしてしまう人間という素晴らしい存在への賛歌、脳の谷間を旅する一方で大陸間弾道ミサイルを飛ばしてしまう離れ業までやってのける。うーん、アイルズはすごい、としか言いようがないのだ。毎作、こうだものなあ。冒険小説は、、廃れたとは言え、やっぱりやめられないよ。