高等遊民の夜
弱い風邪っぴきに、宿酔いが混じって、午前中は不覚。
昼近くに起き出して、休日恒例の味噌汁作りに始まる。エボダイを焼き、納豆を掻き回す。これ、日本男子の正しき朝食なり。
でも夕方には西洋に浮気して、カレーを作る。チキンカレーだけど、ジャガイモはレンジでふかし、ソーセージはトースターで焼き、どちらもできあがったライスの上に乗せ、その上からカレーをかける。ジャガイモとソーセージにカレーをかけるのは、実は富良野の有名なカレー店<唯我独尊>(右写真)のやり方。なかなかに美味しい。
そう、今日は今年初めてと言っていいくらいの自主的休肝日である。もちろん箱根に移動した夜間ドライブの夜なども意識せざる休肝日になっているのだが、自宅にいて、酒を呑んでもいい環境で、こうしてまっとうにカレーライスを食べ、ときどき水を呑み、食後にはマンデリンを淹れて飲むなんていう、高等遊民みたいな夜はぼくにはとても貴重な時間であったりするのだ。うむむ。
ちなみに高村薫の難物『太陽を曳く馬』読了。福沢家の純文学と合田刑事の娯楽小説との合体した作品。何とも……。