シュンの日記なページ

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ずっと続く梅雨の街へ

 朝から、石狩土産の鮭や筋子、および定番の納豆で満腹となる。鮭は、生と麹漬けと二通りで、どちらも美味しい。いいなあ、北海道の朝食は。
 食後、投票へ。息子の通った小学校で、実は家のすぐ裏だ。歩いて2分。いつになく投票所の活気を感じるのは気のせいだろうか。若い投票者の姿がなく、いずれも家族連れであるように見えるのだが、日本は相変わらずこんなものなのだろうか。
 家族持ちの世代以上の人々によって営まれる社会。
 若い空虚なアホたちをいっぱい抱えた国。
 午後、札幌を後にする。ずっと本を読みながら移動する。JRでさいたまに向うと、若いジーパン&Tシャツが横に座り、いきなり仙骨座り&腕組みで、でかい態度。腕が裸で触れ合っても気にならないようで、こちらが気持ち悪いので、萎縮する形を取らざるを得ない。見ると、やっぱり座った途端に寝てる。こんな若いアホたちをいっぱい抱えた国なのだ、日本は。若さとは過敏の代名詞であった時代、だと思ったのだが、今では、若さとは鈍さと図太さに他ならないように思えてならない。教育の不在。人間関係の不在。
 夜は、焼き鳥、冷奴、ビール。
 窓からの空気には関東特有の匂いが鼻につく。雨の音。ずっと続いて終ることのない梅雨。
 花や木の香りが強い北海道から移動してくると、いつも最大に辛いのは嗅覚の世界である。乗物のなかの体臭。下水のような街の匂い。家に戻れば水の腐ったような匂い。風が吹かず、雨が匂いをアルファルトに沁み込ませる。かくして、人間が住む環境とは思えない東京での毎日が明日から再開する。
 これが北海道から帰ってくるいつものぼくの感覚である。