札幌の我家は闇に沈む
定時の18時に会社を出て、空港のカレーカフェで軽食と生ビールをかっ喰らう。新千歳空港に着くと、バスが出たばかり。安価だけれどいつも必ず遅れるのは、エアドゥの羽田での立場の弱さのせいだろうか。離陸許可を待つ時間がいつも長いのだ。
そんなわけでJRと地下鉄とバスを乗り継いで、たっぷりの移動時間の後、地元のバス停に降り立つ。涼しく、静かで、暗い住宅街だ。背景の運動公園は闇に沈み、商売が危ぶまれるほどに客のいないコンビニを横目で睨み、家路を辿る。ずいぶん久しぶりの札幌、という感覚だ。
家に着き、眠りに就く寸前の妻子と顔を合わせる。
眠る前に読書。トム・ロブ・スミス『チャイルド44/上巻』読了。昨年の『このミス』海外トップ作品だが、今頃読んでいるという体たらく。新刊が出るというので慌てて。