ワイシャツ姿でゴール裏で
定時で会社を飛び出して、どんなに急いで駆けつけても、埼スタには19:30に到着するのがやっとである。きちんと水曜夜の試合は19:30キックオフにしてくれているところは丁寧だが、その分帰りが遅くなるのもつらい。
増してや降格争いの渦中にある柏に大量得点されて負けた試合の後には。
着替えもなくワイシャツ姿でゴール裏で腕を伸ばして声を涸らして応援したことを、試合直後に項垂れ、ひたすら空しいとばかり感じてしまうやりきれない夜には。
仲間の母親の運転する車に同乗させてもらって家の前まで送り届けて頂いたので、かさついた心が穏やかになる。帰りの電車で一時間もかけて帰ってきたら、かさついた心はもっとドライに干上がっていたことだろう。有難う、ともだちのお母さん。優しい会話が、独り暮らしの身にはとってもこたえるのです。