シュンの日記なページ

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果樹園の連なる道

crimewave2009-07-04

 ぼくらのサポーターズ・クラブ、アレスは、車3台に分かれて、山形へ向う。わがチームは、朝5:30、大宮の一箇所に集まり、東北道に乗って、羽生インターで待ち合わせた。雨混じりの曇り。あまり天候が期待できない。3台がここで集合し、次の待ち合わせ場所を国見と決めて、続いて、蔵王の宿に到着したのは、正午前のことである。チェックインだけを済ませ、NDスタジアムのある天童市に向った。
 駐車場所を決定し、車を停めて、それから果樹園の並ぶ大きな広いまっすぐな通りをスタジアムに徒歩で向う。さくらんぼやプラム、まだ緑の、食えそうにない未熟なぶどうの実などが続く、緑豊かな道だ。遠くに連なる山なみの頂稜付近には、低く黒い雲がまとわりついている。
 しかし、雲がそれ以上試合に影響することはなかった。
 山形の応援には感服した。巨大な、三方のでか旗、統率された一糸乱れぬ応援、ここまでまとまった地域としてのサッカー文化、試合を通して見えるのは、サッカーへのフェアな精神と地元チームへの愛情、さらにレッズへの敬意の心だった。いい感じだ。われわれも応援を体と声とで返す。いいサッカーのムードだ。
 試合内容も山形の奮起により盛り上がる展開となる。レッズのトピックスの目玉は、高原の復帰感が実感となる2ゴールだった。テレビのスポーツ・ニュースでの取り上げられ方が目に見えるようだ。
 ナイトゲームが終って、車で蔵王温泉へ移動。23:00近くなので近所の店は閉店目前、だが既に赤いユニを身に纏ったサポーターたちが、凱旋に沸いていた。われわれは、ホテルに入り、源泉かけ流しの露天風呂を味わってから、部屋にて深夜の宴会を軽く行う。もちろんスーパーサッカーを見ながら。山形に感じる旅情、そしてサッカーの興奮、微熱のような一日が終ろうとしている。