シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

追想のヤイリギター

crimewave2009-06-12

 帰宅してテレビをオンすると、レッズ専門番組GGRをやっている。未だにGGRという暖かみのない言い方に抵抗を覚える。でもレッズが好きだから、ビール片手にそのGGRを見るのだ。
 その後、ヤイリギターの特集を録画していたものを見る。ぼくが大学時代から40代まで引き続けていたのが、Sヤイリ。Sを引き継いでKヤイリ(弟さんなのかな)ブランドは相変わらず一本一本手作りで作成する。そのスロウなハンドメイド・ギターの製作会社の職人たちの姿に胸を熱くした。
 マーティンD45と同じ物を作りたいと憧れ、マーティン特有のシャラシャラ感をなくし、日本らしい木の重厚感を出したかったのだという。今では世界のヤイリと言われる。
 当時、とても引きにくく、若干フレット音痴だったけれど、確か16万円くらいのギターなのを先輩から半額で買ったのである。ヘビーゲージが似合うくらいに堅いがちがちの音質だったけれど、響きは凄かったし、何よりも自分の体格によくフィットした。
 ヤイリギターはぼくが35歳のときにネックが折れてしまった。そのときにぼくはマーティンに買い替え、今もヤイリよりは少ししゃりしゃりした感じのあるきらびやかな音色に時おり面食らうが、やはりギターはギターである。買った当時よりもずっと響きがよくなっているのを感じながら、夜だというのに少しだけ、音を鳴らしてみるのだった。