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フォー・ザ・サッポロ・クラシック・ビア

crimewave2009-02-24

 線路沿いに、「生ラムジンギスカン」の文字がどうも眼に入る。
 そういうわけで、今日はぐるなびから検索。クーポンを出力できたので、たまにはと外食を決める。
 浦和のジンギスカンだ、そう期待すべきではない。
 やっぱり。肉には生ラムなのに、あえてたれをまぶしてから出してくる。うう、この時点で違う!
 タレはおろし中心のまあまあのしょうゆ味と、イタリアンで透明なタレ。北海道では絶対にあり得ない二種類である。
 しかしサッポロ・クラシック・ビアはまぎれもない本物であった。毎日北海道から空輸している、という。確かに門外不出のビールであるはず。それがなぜ、浦和に。
 でも北海道ビールと店員もメニューも名付けている。説明の欄に小さくクラシックの文字が刻まれているだけ。ああ、ここは北海道からとても遠い異国のようだ。
 イケメン若者の店員が肉タレを調合している馴れた様を見て、マスターと親子なの? と聴くと、いいえ、バイトです。
 なるほどトイレの壁には時給1000円募集中とあった。
 マスターは北海道の人? と聴くと。
 いいえ、違います。前のオーナーが北海道が好きで……。
 へえ。俺は北海道でレッズサポーターをやってたんだけどねえ。
 レッズのサポーターは熱いみたいですねえ。
 あれ、浦和でジンギスカンを営むマスターは、北海道人でもなければ、レッズサポでもなかったの? 道理で、客と眼を合わせないで勤務表とにらめっこばかりしているわけだ。
 せっかく味が美味しいのに、オーナーは、浦和にも北海道にも愛を感じていない雇われ店長に店を任せているわけだ。感心なのはバイトのイケメン兄ちゃんの手馴れた、サラダ作りくらいか。ううむ、複雑な感情。
 でも関東平野で、サッポロ・クラシックを満たしたジョッキに預かれる店はさほどないかもしれない、と思うと、あらゆる妥協を犯しても再来してしまうかもしれない。
 どんどん心境は複雑になるばかり。