シュンの日記なページ

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湯気の温もり

crimewave2009-01-05

 一銭もなかった。
 昼飯をどうしよう。何故か外気温が凄く低い感じだ。底冷えがする。
 銀行に寄ってから、ラーメン屋源八郎に急ぐ。
 なぜか札幌新道を北に渡った段階で猛吹雪となる。渋滞。
 源八郎の暖簾は出ていなかった。正月明けは、これだからいやだ。店によって長期旅行か、正月をずらして取るか何かしらないが、開いているところとそうでないところがある。
 引き返す。札幌新道をふたたび南に渡った時点で、途端に穏やかな気候になる。札幌の不思議。ぼくは札幌新道のずっと北に住んでいるので、あまり冬の穏やかさという恩恵に浴していない。
 ゆげやに入る。少し立って並んで席が待って。そのくらい人気がある。気取らない店なのだが、美味い。それに安い。
 昼には大盛りがサービスとなる、味噌ラーメン650円。美味しいなあ。チャーシューも二枚入っている。美味しいなあ。ゆげや、って名前がいいよね。弓削一徳なんていう名前を連想する人はほとんど病気の活字マニアだよね。弓削ではなく、湯気。寒い日にラーメンの湯気。
 札幌のラーメン屋も蕎麦屋も昼時には玄関を客が開け立てするので、足元の方はいつも寒い。だから店に入ってテーブルでラーメンを待つ瞬間は、震えている。このあたりが居酒屋やファミレスとは違うところだ。長居のできる場所と、そうでない庶民食堂の違い。
 はふはふとラーメンを啜リ始めたのが12:46。職場を12時に出たのに、45分も何をやっていたのだろう。車で札幌新道を北に南に渡った。ゆげやで少し待たされた。昼休みは無常に短い。

 昨夜のドラマ『必殺仕事人2009』の録画をゆっくり味わう。水川あさみが最近お気に入りだったのだが(『明日の記憶』以来)、レギュラーではなかったのか、とほほ。高齢化社会を風刺するかのような脚本だった。そう言えば、『必殺』シリーズは、タイトルの仕事人という言葉が連想させるように、現代の庶民の文化や、政治経済を風刺したようなところがあったのだっけな、と思い出す。それを暴力で解決するのはいけないのだが、何だか西部劇のようにすっきりする。音楽は、浦和レッズのサポーターがトランペットの部分だけお借りしたことがあるけれど、やはり基本的にウエスタンだ。しかもエレキギター入りのマカロニ・ウエスタンの方。
 必殺のシリーズは、工藤栄一や深作欣司といったアクション系の監督が修行をした場でもある。正月だけの特番だと思ったら、連ドラであったのか。毎週録画して、見ることにしよう。CSIにも引けを取らぬ日本の誇るドラマだぜ。